作品紹介の2回目は、柳智賢さんです。
【フラワークラフト「Dear. 」】 Design by 柳 智賢
《誰かを思う時、大切な人を想う時、私自身が癒されたい時、言葉をかけたい時、「Dear. 」で心を和ませたい。
遠くにいて会えない両親や家族、友人に花を贈りたい。病院や施設に生花を置けないけど彩りを飾りたい。
家や仕事場、普段のスぺースにも余白が欲しい。
そんな気持ちからプレゼント・インテリア雑貨として制作しました。
自然で柔らかな紙の特性と鮮やかな色が、贈る気持ちにぴったりでしょ~!》
(※デザイナーキャプションより)
何かにつけて心がざわついてしまうコロナ禍の社会情勢。
落ち着きたいのに、なかなか心が休まらない。
そんなときこそ自然とのふれあい。
花を生ける癒し効果は科学的にも証明されています。
※千葉大学環境健康フィールド科学センター(自然セラピープロジェクト)による研究検証しかしながら昨今、
(衛生面の心配、香りの影響、管理や後片づけの作業負担などにより)生花を持ち込めない病室や
介護施設が増えました。
またオフィスや自宅でも、時間や心の余裕なく、
丁寧な扱いに躊躇して身近にお花を飾る習慣が薄れてきていませんか。
(本来はそういう時間こそ大切にしたいものですが…そんなマイナス心理から解放する、
素敵にデザインされたペーパーフラワー。
花のもつ癒し効果と、紙のもつ温もりを。
大切な人を想い、自分の心もまるく落ち着かせる、寄り添うアイテム。
今、がんばるあなたに親愛をこめて。
PAPER+K紙だからできることデザインでつなぐ
撮影:吉田 宗義
<プロダクト製作の見どころ>
発色のよいUVインクジェットで鮮やかな世界観を表現。
生けたお花は、何種類もの紙素材を使い、紙の表情の違いによる変化も楽しみたい。
部分的に施した紙の表面を削る彫刻や、平面の紙を立体的に組み上げた、ゆれる鳥の花器によって、
まるで遠くの世界から鳥があなたのもとへお花を届けにきたような奥行きあるストーリーも演出する。
生き生きとした鳥の目も彫刻加工の精巧さならでは。
使用した紙は、ディープマット、OKムーンカラー、フリッター、五感紙、みやぎぬなど多岐にわたる。